タシギ

冬の田畑を彩る鳥。水のある田畑に飛来します。この地域では毎年10月中～下旬にやってきます。ムクドリより少し大きめ、色合いは地味で、座り込んで畑の土に紛れると、どこにいるかわかりにくくなります。

タシギを含むジシギ類は尾羽の形や枚数で識別しますが、フィールドでは都合よく尾羽を見せてくれる(飛んでいるときがチャンスなのですが)訳もなく、なかなか難しいです。

「シギチドリ類ハンドブック」によると、尾羽だけでなく、外観からもおよそ識別はできそうですね。それによるとここで紹介しているものはタシギで間違いないと思います。

ここで初めてタシギを見かけた時は大喜びでした。以来、息子と「そろそろかな」と、別の探鳥地に行った後に寄って、楽しみにやってくるのを待っています。ほんの冬のひと時、毎年 会えることを願わずにはいられません。