モズ

投稿日: 2017年10月2日

観察データ
  • 目/科: スズメ目/モズ科
  • 観察エリア: 市街地/公園/田んぼ/川辺/湖・池
  • 季節: 秋~冬に多い
  • 大きさ: 20cm

秋の深まりとともに街中や公園などでよく見かけるようになります。「キョキョキョキョキョ」「ギョンギョンギョン」と鳴いて縄張りを主張しています。鳴き声を聞いたら、探してみるといいですね。探すポイントとしては高いところ。電柱や木のってっぺんなどにチョコンと止まって鳴いているので見つけやすいです。

オスとメスで姿が少し違いますので、モズを見つけたらオスかメスかを区別してみるのもなかなか面白いです。

モズといえば、食べ物(昆虫やカエルなど)を木の枝に刺す「はやにえ(早贄)」が有名ですが、私が子供の頃はそこかしこにあったものですが、最近はあまり見かけませんね。以前行った探鳥会で偶然見かけて、息子がこれかぁと感心していました。諸説ありますが、獲物を空腹でなくてもとらえるので、一時的に保管するために木に刺すなどしているとのこと。

モズは漢字で「百舌」と書くように、いろいろな声で鳴きます。他の鳥の声をまねることもあります。野外で二種類の鳥の声が混じって聞こえてきたり、今までに聞いたことのない不思議な鳴き声の主が実はモズだったりします。

秋の深まりを訪れとともに私たちに教えてくれるかわいい鳥です。